股関節は、身体の中でも体重を支える関節として重要な関節で、立つ・歩く・走るなど日常動作に深く関わっています。
股関節の構造は、大腿骨(太ももの骨)の丸い骨頭(ボール)が、骨盤の臼蓋(受け皿)にはまり込む形になっています。
骨頭と臼蓋の表面は軟骨で覆われ、関節内で起こる摩擦や衝撃のダメージを減らす役割を担っています。
さらに関節の周りは多くの筋肉や腱、強力な靭帯に囲まれて補強され、安定した動きを支えています。
このような骨や周辺の軟部組織が、交通事故の衝突や転倒などの衝撃によって損傷することで、股関節痛が起こります。
股関節を直接ぶつけなくても、衝突の際にダッシュボードに膝を強く打つ事で、股関節にまで外力が加わり股関節痛が起こる場合もあります。
また、交通事故の瞬間に咄嗟にブレーキを強く踏み込んだり、バイクや自転車での転倒で着地の際に捻ることでも損傷する場合もあります。
交通事故による股関節痛で考えられる疾患には、大腿骨骨頭・頚部や骨盤の寛骨臼などの骨折、股関節脱臼、軟骨や関節唇が損傷することによる変形性股関節症、股関節周囲の筋や靱帯の損傷があります。
骨折や脱臼、打撲、捻挫、挫傷(肉離れ)は接骨院、整骨院の得意分野になります。まろん鍼灸接骨院グループでは交通事故に詳しいスタッフが常駐していますので交通事故後の不安点や疑問点なんでもご相談ください。